五美と四悪|12月27日のことです。

12月27日、今日の論語一日一言です。

子張曰わく、何を五美と謂う。子曰わく、君子を恵して費やさず、労して怨みず、欲して貪らず、泰に泰して驕らず、威して猛からず。

しちょういわく、なにをかごびという。しのたまわく、くんしはけいしてついやさず、ろうしてうらみず、ほっしてむさぼらず、ゆたかにしておごらず、いにしてたけからず。(ぎょうはくだいにじゅう)

【訳】
子張は尋ねた。
「何を五美というのでしょうか」
先師が答えられた。
「君子は恵して費やさず、労して怨みず、欲して貪らず、泰して驕らず、威にして猛からずの五つだ」

”政治にたずさわる者の心得”と論語コンプリートにあります。

恵して費やさず
人民が自分たちの利益なると思っていることをそのまま保護にして利益を得させること。

労して怨みず
自分で骨折るべきことを選んでそれに骨を折るのだから、いったい誰を怨むことがあるのか。

欲して貪らず
仁を求めて仁を得る

泰して驕らず
大人数でも少人数でも決して侮らない

威して孟からず
衣冠を正しく身につけ、威厳がある

こんな君子のような政治家がいることを願いますがなかなか難しいでしょうね。

しかし、今のように情報がすぐに世界中飛ぶ時代だからこそ五美は重要なようにも感じます。

今日も一日がんばります。