五徳と四悪④
令を慢くして期を致す、之を賊と謂う。之を猶しく人に與うるに、出内の吝なる。之を有司と謂う。(堯曰第二十)
れいをゆるくしてきをいたす、これをぞくという。これをひとしくひとにあたうるに、すいとうのやぶさかなる、これをゆうしという。(ぎょうえつだいにじゅう)
【訳】
「命令をゆるくして実行期限だけ厳しくするのを賊(そこなう)という。どうせ出すものは出さなければならないのに、けちけち出し渋るのを有司(小役人根性)という」
12月29日、今日の論語一日一言です。
”政治にたずさわる者の心得”と論語コンプリートにあります。
四悪
虐(ふだん民を教育しないで、罪を犯せば殺すこと)
暴(ふだん戒めることをしないで、にわかに功を求めること)
賊(命令を緩やかにしておきながら、期限を厳重に責めたてること)
有司(出し惜しみをすること)
指示が明確でないのに期限が厳しい、どうせ出すなら潔く出す。
ずしりとくるものがありますね。
しっかりとしくみをつくることが大事ですね。
考えるべきことがたくさんあります。
四悪とならぬようにしなけれななりませんね。
今日も一日がんばります。