一を聞いて以て十を知る①|3月16日のことです。

一を聞いて以て十を知る①

子、子貢に謂いて曰わく、女と回と孰れか愈れる。対えて曰わく、賜や何ぞ敢て回を望まん。回や一聞いて以て十を知る。賜や一聞いて以て二をしる。(公治長第五)

し、しこうにいいてのたまわく、なんじかいといずれかまされる。こたえていわく、しやなんぞあえてかいをのぞまん。かいやいちきいてじゅうをしる。しやいちをきいてもってにをしる。(こうやちょうだいご)

【訳】
先師が子貢に話かけられた。
「お前と顔回とどちらが勝れていると思うか」
子貢が答えた。
「私はどうして回と肩を並べることができましょうか。回は一聞いて十(全体)を知りますが、私は一を聞いてせいぜい二を知る程度でございます。」

論語一日一言、3月16日の言葉です。

”謙遜と自負を併せ持ちたい”と論語コンプリートにあります。

一を聞いて十を知る。一を聞いて二を知る。

私は一を聞いて半分くらいしか理解しませんから顔回も子貢もすごい人です。

顔回さんはどんなにすごい人だったんでしょうか。

一を聞いて十を知るなんてことは天才かもしれませんね。

瞬時にたくさんのことを判断する能力。

到底無理なので反復してやり続けるしかありません。

今日も一日がんばります。