顔淵、喟然(きぜん)として歎(たん)じて曰く、これを仰げば弥(いよいよ)高く、これを鑚(き)れば弥堅し。(子罕)
顔淵喟然歎曰、仰之弥高、鑚之弥堅、(瞻之在前、忽焉在後。)
「顔淵がため息をついて感嘆(かんたん)していった。先制の御人格は、仰げば仰ぐほど高く、きりこめばきりこむほど堅さをおぼえる。(眼の前におられたかと思うと、忽ち後ろにおられるという風に、凡人には測りしれないものがある)」
これは、最高の門弟といわれた顔淵(顔回)が、孔子の人なりを賛美したものである。
”喟然”とは感嘆するありさま。
”鑚る”とは錐で穴をあけること。
かっこの部分は、”これを瞻(み)るに前に在るに、忽焉として後(しりえ)に在り”と訓ずる。
5月27日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。
おはようございます。
顔淵さんの孔子先生を絶賛する言葉です。
こういう師弟の関係というのはずばらしいとも思います。
孔子様は顔淵さんが死んだとき自分も死んだと泣き叫び、顔淵さんは先生を心から尊敬している。
共感し合える人と一緒に学べるということは素晴らしいと思います。
今日も一日がんばります。