辞は達するのみ|11月12日のことです。

11月12日、今日の論語一日一言です。

子曰わく、辞は達するのみ。(衛霊公第十五)

しのたまわく、じはたっするのみ。(えいれいこうだいじゅうご)

【訳】
先師が言われた。
「言葉や文章は、十分意志が通じさえすればよいのだ」

”相手によく理解できない言葉や文章はよくない”と論語コンプリートにあります。

相手のことを考えて言葉や文章はつくらなければいけませんね。

文章力に乏しい私には耳が痛い言葉です。

加地伸行先生の「論語のこころ」の冒頭でこの”辞は達するのみ”が取り上げられています。

この文は論語の中でも、もっとも重要なんだそうです。

子曰、辞達而已矣

概念語が中心の中国の文章の特質から言えば、余分なことを言わず、ずばりと直截的必要内容を伝えることを重視したこの文は中国の文章を最もよくとらえたものだそうです。

この文が中国の文章を象徴してるですね。

あまり、長い話は嫌われますからね。

今日も一日がんばります。