賜(し)や、女(なんじ)は其の羊を愛(おし)む。我は其の礼を愛む。(八佾)
(子貢欲去告朔之餼羊。子曰、)賜也。女愛其羊。我愛其禮。
「賜(子貢の名)よ、お前はその羊を惜しがっているが、わたしは礼の廃されるのを惜しむのだ」
昔、朝廷は一年のはじめに暦を諸侯にわかち、諸侯は毎月一日に神に羊を供え、その暦を民に示し、それによって農事のスケジュールをきめた。この行事を”告朔の餼羊(こくさくのきよう)”といった。門弟の子貢が、形式だけで内容のないこんな行事を廃しするように主張したところ、孔子は羊よりも伝統の儀式がなくなるのを惜しんで反対した。そのときの言葉である。かっこ内は”子貢告朔之餼羊(しこうこくさくのきよう)を去らんと欲す”。
2月9日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。
おはようございます。
ギフト屋さんにとっても子貢の言葉は辛いものですね。
といいつつ自分もそっち側の人間なんだとも思います。
贈り物の習慣もどんどんと変わっていってる。
しかし、孔子様の言うように伝統的なことが面倒とか核家族化で無くなっていくのが悲しいですね。
今日も一日がんばります。