聞くままに斯れ諸を行わんか|7月11日のことです。

7月11日の今日の論語一日一話です。

子路問う。聞くままに斯れ諸を行わんか。子曰わく、父兄の在すこと有り、之を如何ぞ、其れ聞くままに斯れ諸を行わんや。(先進第十一)

しろとう。きくままにこれこれをおこなわんか。しのたまわく、ふけいのいますことあり、これをいかんぞ、それきくままにこれこれをおこなわんや。(せんしんだいじゅういち)

伊與田覺先生の解説です。

子路が尋ねた。
「聞いたらすぐに行おうと思いますが、どうでしょうか」
先師が答えられた。
「父兄がおいでになるではないか。どうしてすぐに行ってよかろうか。よく考えて行うようにしなさい」

この一節は全体をみなければなりません。

”人の性格に応じた教え方が必要である”と論語コンプリートにあります。

仕事や勉強を教えるにしてもその人を良く観察して教え方を変えるべきということなのでしょう。

孔子様は人を見ながら教え方を変えながらいろいろな事を伝えていったんでしょうね。

それがなければ今の時代までたくさんの言葉が伝わることはなかったかもしれませんね。

今日も一日がんばります。