焉んぞ能く鬼に事えん|7月9日のことです。

焉んぞ能く鬼に事えん

子曰わく、未だ人に事うること能わず、焉んぞ能く鬼に事えん。(先進第十一)

しのたまわく、いまだひとにつかうることあたわず、いずくんぞよくきにつかえん。

【訳】
先師が言われた。
「まだ、人に仕えることが十分できないのに、どうして神様に仕えることができようか」

7月9日の今日の論語一日一話です。

論語コンプリートには”神霊や死後の世界のことは容易に語れない”とあります。

論語増補版では人を在世の親と解釈していました。そして鬼神を死没の親と解釈しています。

この言葉も生きている今が大事なんだということでしょうか。

実際、幽霊やおばけより生きている人間の方がよっぽど怖いものです。

人はどのみちいずれ年をとって死にますから生きている人を大事にとも思います。

供養というのは生きている自分を認識して感謝するということなんでしょうか。

今日も一日がんばります。