焉んぞ死を知らん
子曰わく、未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん。(先進第十一)
しのたまわく、いまだせいをしらず、いずくんぞしをしらん。(せんしんだいじゅういち)
【訳】
先師が言われた。
「まだ、自分がこの世に生まれ、生きていることもわからないのに、どうして死がなんであるかがかわろうか」
7月10日の今日の論語一日一話です。
”神霊や死後のことは容易に語れない”と論語コンプリートにあります。
在世の親(生)、死後の御霊(死)。
なぜ生を受けることができたのか。それはきっと理解できないことにも思えます。
なので死についてもわかることがない。
しかし、生きれば死ぬということはわかります。
生きていることをがんばるしかありませんね。
今日も一日がんばります。