我を知る者は其れ天か②
子曰わく、天を怨みず、人を尤めず、下学して上達す。我を知る者は其れ天か。(憲門第十四)
しのたまわく、てんをうらみず、ひとをとがめず、かがくしてじょうたつす。われをしるものはそれてんか。(けんもんだいじゅうよん)
【訳】
先師が言われた。
「私は知られないからといって、天を怨んだり人咎めたりはしない。私は身近な低いところから学び、だんだんと天理に従って高いところにのぼってきたのだ。私を本当に知ってる者は、まあ天かなあ」
下学して上達す(身近な小さなことから学び、だんだんに高い領域に上がっていくこと)
10月3日、今日の論語一日一言です。
”どんな運命であろうとも、天をうらんだり、人をとがめたりしない”と論語コンプリートあります。
自分の行いは誰からも認められなくても天(心の中)は知っている。
そうですね。
人からどうこうというのではなくて、自分が納得できる状態になる。
それが人に伝わっていくものなんでしょうね。
孔子様の苦悩が感じられますが、実際は自分自身がどういう状態であるかが重要ですね。
今日も一日がんばります。