徳を以て徳に報いん
或るひと曰わく、徳を以て怨に報いば何如。子曰わく、何を以てか徳に報いん。直きを以て怨に報い、徳を以て徳に報いん。(憲門第十四)
あるひといわく、とくをもってうらみにむくいばいかん。しのたまわく、なにをもってかとくにむくいん、なおきをもってうらみにむくい、とくをもってとくにむくいん。(けんもんだいじゅうよん)
【訳】
ある人が尋ねた。
「徳を以て怨みに報いるという言葉がありますが、先生はどうお考えになりますか」
先師が言われた。
「それでは何を以て徳に報いればよいのか。真っすぐな正しさで以て怨みに報い、徳を以て徳に報いるのがいいと思う」
10月1日、今日の論語一日一言です。
”うらみには、公平無私の正直さで報いたい”論語コンプリートにあります。
怨みには徳。徳にも徳。
ここでは恩恵や善意が徳だと言っています。
怨みに対して公平無私にする。
怨み続ける人生はとても虚しいものでしょうね。
どこかで思考のチェンジをしなければなりません。
今日も一日がんばります。