己を脩めて以て敬す
子路、君子を問う。子曰わく、己を脩めて以て敬す。曰わく、斯くの如きのみか。曰わく己を脩めて以て人を安んず。(けんもんだいじゅうよん)
しろ、くんしをとう。しのたまわく、おのれをおさめてもってけいす。いわく、かくのごときのみか。のたまわく、おのれをおさめてもってひとをやすんず。(けんもんだいじゅうよん)
【訳】
子路が君子の条件について尋ねた。
先師は「自分の身を修め、人を敬うことだ」と答えられた。
子路はさらに「それだけでしょうか」と尋ねた。
先師は「自分の身を修め、人を安ずることだ」と答えられた。
10月5日、今日の論語一日一言です。
”世の中をよくしていくことは、自分が修養し、向上することから始まる”と論語コンプリートにあります。
修養すること。
徳を磨く。それはなかなか難しいことです。
お人好しがいいと言っているわけではありませんね。
相手のことを敬うことはやさしくするだけではありません。
時として厳しいこともいう、自分の身を修めている人にしか言えないことでもあります。
しっかりと自分を律し日々を過ごさなければなりませんね。
今日一日がんばります。