子曰わく、功言、冷色、足恭なるは、左丘明之を恥ず、丘も亦之を恥ず。怨を匿して其の人を友とするは、左丘明之を恥ず、丘も亦之を恥ず。(公冶長第五)
しのたまわく、こうげん、れいしょく、すうきょうなるは、さきゅうめいこれをはず、おかもまたこれをはず。うらみをかくしてそのひとをともとするは、さきゅうめいこれをはず、きゅうもまたこれをはず。(こうやちょうだいご)
【訳】
先師が言われた。
「言葉巧みに、顔色をやわらげて人の機嫌をとり、度を越して恭しく振る舞うのを左丘明は恥じたが、私も恥じる。怨みを隠して友として親しく交わるのを左丘明は恥じたが、私もまた恥じる」
※左丘明は孔子の尊敬する先輩か、古代の有徳の人か不明。
3月27日、今日の論語一日一言です。
”内心と違う人との接し方はするべきではない”と論語コンプリートにあります。
口がうまくて、つくり笑いをし、もみ手をするというようなことは度が過ぎる。
怨みを抱きながら、敵意を持ちながらこういう人もいます。
表と裏があるようなこういう人は嫌なものです。
巧言令色。
口がうまく実行力のない状態ですね。
自分がそうでないか今一度確認しなければなりません。
もみ手まではしませんが口がうまいかもしれないし、その人を良く思っていないがうわべ付き合っている。
気をつけましょう。
巧言令色鮮し仁。
今日も一日がんばります。