君子に九思有り|11月19日のことです

11月19日、今日の論語一日一言です。

孔子曰わく、君子に九思有り。視るには明を思い、聴くには聡を思い、色には温を思い、貌には恭を思い、言には忠を思い、事には敬を思い、疑わしきには問を思い、忿には難を思い、得るを見ては義を思う。(季氏第十六)

こうしいわく、くんしにはきゅうしあり。みるにはめいをおもい、きくにはそうをおもい、いろにはおんをおもい、かたちにはきょうをおもい、ことばにはちゅうをおもい、ことにはけいをおもい、うたがわしきにはもんをおもい、いかりにはなんをおもい、うるをみてはぎをおもう。(きしだいじゅうろく)

【訳】
先師が言われた。
「君子に九の思いがある。見るときには明らかに見たいと思い、聴くときには聡くありたいと思い、顔色には常に温かくありたいと思い、姿には恭しくありたいと思い、言葉にはまことでありたいと思い、仕事には慎んで過ちがないように思い、疑わしいときには遠慮せず問うことを思い、怒りの心が起こったときには後にくる難儀を思い、利得を前にしては道義を思うのである」

”君子はいつも九つのことを思うようにする”と論語コンプリートにあります。

・物を見る時はしっかりと見よう。
・聞くときは、正しくはっきり聞こう
・顔つきは穏やか(笑顔)
・容姿はあまり派手ではなく上品なもの
・言葉は誠実にすること(うそをつかない)
・仕事は注意して間違わない
・疑問がでたらすぐ人に聞く
・腹がたったらあとの面倒くささを思う
・自分へのご褒美は道義にあったものかどうか確認する

君子になるためにはこれを守る。

出来てないことが多いですね。

この9つのことを実践できればすごいですが、なかなか難しいしすぐに元に戻ってしまうんでしょうね。

13の徳目というのがありますが、2500年前から孔子様は仰ってるんですね。

論語は深いです。そうでなければ2500年も読まれるわけはないですね。

今日も一日がんばります。