切(せっ)するが如く磋するが如く、琢(たく)するが如く磨するが如しとは、其れ斯れを謂うか。(学而)
(詩云)如切如磋、如琢如磨、其斯之謂與。
「(詩経で、)”切るが如く、磋るが如く、琢つが如く、琢(う)つが如く、磨くが如く”とうたっているのはちょうどこのことをいっているのですね」
『詩経、衛風淇澳篇』に如切如磋、如琢如磨の句がある。切磋とは骨や象牙を切ったり研いだりすること、琢磨とは玉や石を磨くこと。今日では、”切磋琢磨”は学問修養にはげむという意味で使われている。
貧しくても道を楽しみ、富んでも礼儀を好む人物が一番よい、と孔子がいったのに対して、子貢が引用した詩経の句がこれである。
1月15日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。