其の馬を策(むちう)ちて曰く、敢(あえ)て後れたる非ざるなり、馬進まざるなり。(雍也)
策其馬曰、非敢後也、馬不進也。
「その馬に一鞭くれて、”ことさらに後れてしんがりをつとめたわけではない。馬が走らなかったのだ”といった」
紀元前四八四年、魯と斉が戦い、魯が負けた。このとき、魯の大夫も孟之反(もうしはん)は、敗軍のしんがりをつとめ、敵の追撃を防いで味方を撤退させることに成功し、最後に城に逃げこんだ。城門に入るときに語ったのが、このことばである。
敗走のさいには殿軍(しんがり)をつとめるのが最も難しい。孟之反の功を誇らない姿勢がよくあらわれているエピソードである。
4月9日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。
おはようございます。
功をあげても誇らない。
かっこいいです。
しかし、その時の心情はどうだったのだろうと思います。
たしかに男らしい一面もあります敗軍のしんがりということもあります。
追撃してくる敵から逃げる。
なんとも悲しい感じもしますね。
今日も一日がんばります。