克己復礼ー私利私欲に打ち勝って、社会の秩序と調和を保つ礼に立ち戻るのが仁である。|7月16日のことです。

7月16日、今日の論語一日一話です。

顔淵、仁を問う。子曰わく、己に克ちて礼に復るを仁と為す。一日己に克ちて礼に復れば、天下仁に帰す。(顔淵第十二)

がんえん、じんをとう、しのたまわく、おのれにかちてれいにかえるをじんとなす。いちにちおのれにかちてれいかえれば、てんかじんにきす。(がんえんだいじゅうに)

克己復礼

伊與田覺先生の解説です。

顔淵が仁の意義を尋ねた。先師が言われた。
「私利私欲に打ち勝って、社会の秩序と調和を保つ礼に立ち戻るのが仁である。たとえ一日でも己に克って礼に帰れば、天下の人も自ら仁になっていく」

”自分に勝ち、礼に従った行ないをする”と論語コンプリートにありました。

日々いろいろなことを思うわけですが、腹が立ったり、哀しくなったり。

孔子様のいう礼は礼儀作法の礼ではありませんね。

社会の秩序と調和を保つ礼。

相手の立場にたって物事を考えられると社会の秩序、調和も保たれるような気がしますね。

物事をいろいろな視点から見ることは大切ですね。

今日も一日がんばります。