先ず覚る者は、是れ賢か
子曰わく、詐を逆えず、信ぜられざるを億らずして、抑々亦先ず覚る者は、是れ賢か。(憲門第十四)
しのたわく、いつわりをむかえず、しんぜられざるをおもんばからずして、そもそもまたまずさとるものは、これけんか、(けんもんだいじゅうよん)
【訳】
先師が言われた。
「だまされないかと早手まわしもせず、疑われないかと気も遣わずに、平常心で接して相手の心がわかるような人は、賢者と言っていいね。」
9月29日、今日の論語一日一言です。
”疑心暗鬼を生せずに人を見抜ければ賢人である”と論語コンプリートにあります。
瞬時に人を判断する思考はだれにでもあります。
過去の経験や体験で勝手に頭が判断するんでしょうね。
実際は接してみなければわからないのに。
常に平常心で何にもとらわれずに人と接するようにしなければなりませんね。
今日も一日がんばります。