何をか四悪と謂う|12月28日のことです。

12月28日、今日の論語一日一言です。

子張曰わく、何をか四悪と謂う。子曰わく、教えずして殺す。之を虐と謂う。戒めずして成るを見る、之を暴と謂う。(堯曰第二十)

しちょういわく、なにをかしあくという。しのたまわく、おしえずしてころす、これをぎゃくという。いましめずしてなるをみる、これをぼうという。(ぎょうはくだいにじゅう)

【訳】
子張が尋ねた。
「何を四悪というのでしょうか」
先師が答えられた。
「民を教えないで、罪を犯したからといって殺すのを虐(むごい)という。注意もしないでよい結果を求めるのは暴(むちゃ)という」

”政治にたずさわる者の心得”と論語コンプリートにあります。

1、人民になすべきこと、なすべからざることを教えもしないでおきながら、これを殺すのが虐である

2、十分に注意も警告もしないでおきながら成績を見せろというのを暴という。

3、命令をいい加減にしておきながら、期限に間に合わないとして罰するを賊という。

4、どうせ与えねばならぬのに、出し惜しみするのが吝である

なんだか心当たりのあることがありますね。

政治だけでなく働く人に対してもこのようなことをしていないか反省ですね。

人を教育することは大変ですがこの四悪は肝に銘じることが必要です。

ちゃんと教えているか、しっかりと見てあげているか、指示を的確に出しているか、出し惜しみしていないか。

今日も一日がんばります。