君子の徳は風なり。小人の徳は草なり。草これを風に上うれば、必ず偃す。(顔淵)
君子之得風也。小人之徳草也。草上之風必偃。
「為政者の徳性は風であり、人民の徳性は草です。風が吹けば草は必ずなびきます」
ここでは、君子は為政者、小人は被為政者を指す。
前の章につづけて孔子がいったことばである。要するに、治める者と治められる者の関係は、風と草のようなものである。風が吹けば草がなびくように、上に立つ為政者がいい政治をとれば、下の民草も必ず善道になびく。強権をもって悪党をみな殺しても、世の中はそれでよくなるわけではない、と孔子は教えている。
7月29日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。
おはようございます。
世の中の悪党を殺せば良くなっていく。
たしかにそうではないですね。
また、悪党は出てくるものです。
それよりも世の中を住みやすいコミュニケーションの取りやすいものにしていけば犯罪は減る。
政治次第で変わるということですね。
今日も一日がんばります。