学を好めり。怒りを遷(うつ)さず。過ちを弐(ふたた)びせず。不幸、短命にして死せり。(雍也)
(有顔回者。)好学、不遷怒。不弐過。 不幸短命死矣。(今也則亡。未聞好学者也。)
「(顔回という者がいました)この者は学問好きでした。怒りを他に移すことはせず、同じ過ちを二度とくりかえしませんでした。だが、不幸にして短命でした。(今はもう生きていませんが、彼ほど学問好きな人間を聞いたことがありません)」魯の哀公が孔子に、弟子のなかで一番学問好きなのは誰か、と聞いたのに答えた言葉。あとのかっこ内は”今や則ち亡し。未だ学を好む者を聞かざるなり”と訓ずる。
顔回、字子淵(しえん)は、孔子が最も嘱望(しょうくぼう)した高弟だが、師より先立ち逝去(せいきょ)しました。
4月1日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。
おはようございます。
本日から4月。
いつもの年なら春は楽しいものなんですがね。
今年はちょっとそういうわけにもいかない状況ですね。
同じ失敗を二度しない人。
すごい人です。
よっぽどの人だったんでしょうね。
孔子とともに学び、師にもっとも尊敬された人。
3000人の弟子の中でも抜きん出た存在。
こういう人は短命なような気もします。
今日も一日がんばります。