君子の天下に於けるや、適(てき)も無く、莫(ばく)も無し。義と与(とも)に比(したが)う。(里仁)
君子之於天下也、無適也、無莫也、義之與比。
「りっぱな人間は、天下の事物に対しては、どうしてもと固執することもなく、また、絶対にそうしないと逆らうこともない。そのT・P・Oに応じて、筋を通していくだけである」
要するに、君子は身を処するには先入観や潜在意識を捨てて、客観的でなければならない、と戒めているのである。
”適”と”莫”については、訓み方や解釈も異説が多い。ここでは、鄭玄(じょうげん)の注によった。
この章については、老・荘の唱える無為自然の生き方と一脈通じるものがある。
2月24日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。
こんばんわ。
先入観や潜在意識を捨てる。
これは簡単ではありません。
自分を客観的に見ていかねばなりません。
自分自身も言った先から違うじゃんと言われることもあります。
瞬間的に熱い、冷たいというように感情は勝手におこります。
それを抑えるには日々の修養が大事なんだと思います。
いつでも冷静に客観的に。
学びが必要だと思います。
明日も一日がんばります。