色厲しくして内荏なるは
子曰わく、色厲しくして内荏なるは、諸を小人に譬うれば、其れ猶穿窬の盗のごときか(陽貨第十七)
しのたまわく、いろはげしくしてうちやわらかなるは、これをしょうにんにたとうれば、それなおせんゆのとうのごときか。(ようかだいじゅうなな)
【訳】
先師が言われた。
「顔色はいかめしくして心の中が柔弱なのは、下賤なものにたとえると、こそ泥のようなものだろう」
12月5日、今日の論語一日一言です。
”地位が高くて偉そうにしていても中身がなければ、こそ泥同じだ”と論語コンプリートにあります。
おはようございます。
論語増補版には”上品に構えてはいるものの、心では利益は手に入れたいと密かに思っている”と書かれています。
ビジネスをしているとこういう心になることがありますがそれではいけないということなんでしょうね。
「人は誠実に努力して、運命を俟つより外に道はない。若しそれで失敗したら、自分の智力の及ばぬためと断念し、天命に安んずべきである。だから、破れても、あくまでも勉強をつづけるならば、いつかは再び好機は巡ってくるものである。人生の行路は、様々であって時に(一時的に)善人が悪人に負けるように見えることがあっても、公平なる天は、必ず善なる者に幸福を開拓せずにはおかないものである」
と渋沢栄一先生もいっているように善の心でいつでも気づくことが出来なければいけません。
正々堂々と人に恥じぬようにすることが大事ですね。
今日も一日がんばります。