誠に富を以てせず①|11月22日のことです。

誠に富を以てせず①

孔子曰わく、誠を富に以てせず、亦秖に異なれるを以てす。斉の景公、馬千駟有り。死するの日、民徳として称する無し。(季氏第十六)

こうしのたまわく、まことにとみをもってせず、またまさにことなれるをもってす。せいのけいこう、うませんしあり。しするひ、たみとくとしてしょうするなし。(きしだいじゅうろく)

【訳】
先師が言われた。
「詩経(小雅、我行其野篇)には『まことに富によらず、ただ(富とは)異なるものによる』とある。斉の景公は、馬四千頭を所有するほど裕福であったが、死んだとき、民は有徳の人として褒め称えるものはなかった」

11月22日、今日の論語一日一言です。

”人が長く賞讃するのは富ではなく徳である”と論語コンプリートにあります。

今の自分だけのことが良いという人が後世に語り継がれるあけもありませんね。

自分のものという感覚をもっている間はだめなんだということかもしれません。

私はやっぱり、私利私欲で生きるには嫌だなあと思います。

今日も一日がんばります。