子貢、友を問う
子貢、友を問う。子曰わく、忠やかに告げて善く之を道き、不可なれば則ち止む。自ら辱めらるること無かれ。(顔淵第十二)
しこう、ともをとう。しのたまわく、まめやかにつげてよくこれをみちびき、ふかなればすなわちやむ。みずからはずかしめらるることなかれ。(がんえんだいじゅうに)
【訳】
子貢が友との交わり方を尋ねた。
先師が答えられた。
「共に過ちがあれば、真心を込めて諫め導くことが大事である。しかし、聞き入れられないときは、やめるがよい。無理をして自らをはずかしめるようなはめになってはならない」
8月17日、今日の論語一日一言です。
論語コンプリートには”友人への忠告は、やり過ぎてもいけない”とあります。
言わなのもだめ、言い過ぎてもだめ。非常に難しいことです。
自分自身についてもまったく同じことが言えると思います。
言われ過ぎると反発する心が芽生えます。
そして、自分を自己弁護するような体制に入ります。
これはまったく無意識に訪れますから注意が必要です。
他人も同じことが言えると思わないといけませんが、言わなければ伝わりませんので言うことも大事です。
バランスが大切なんでしょう。
忠告は仲の良い友人にした方がいいですね。
今日も一日がんばります。