君子人か、君子人なり|5月22日のことです。

君子人か、君子人なり

曾子曰わく(そうしいわく)、以て六尺の孤を託すべく(もってろくしゃくのこをたくすべく)、以て百里の命を寄すべく(もってひゃくりのめいをよすべく)、大節に臨んで奪うべからずなり(たいせつにのぞんでうばうべからざるなり)。君子人か(くんしじんか)、君子人なり(くんしじんなり)。

曾先生が言われた
「安心して幼い遺児を預けることができ、また、国政を任せることができ、大節に臨んでも節を曲げることがない人を君子人というのであろうか。いうまでもなく真の君子の人だ」

一尺は一年半。六尺は十四、十五歳の子。昔、諸侯の国は方百里。

5月23日、論語一日一言の今日も言葉です。

”君子のあり方”と論語コンプリートにあります。

信念というものは常に真っ直ぐであるべきだということを感じます。

また、ものの見方考え方が偏ってはいけないとも思います。

加藤清正は泣きながら秀頼を守るためにこの言葉を引用したとありました。

しかし、家康にも信念があり秀頼を倒して天下泰平を築いた。

なんていうことを思いました。

論語というのは実に深いものだと改めて感じます。

時代、時代でいろいろな考えて方をしている。

前田利家や加藤清正や徳川家康と同じものを読んでいる。

しかし、今の時代は自分の考え方をだれでも世界に発表できる時代なんだなぁと感じます。

今日も一日がんばります。