夫子を以て木鐸と為さん|2月13日のことです。

2月13日、今日の論語一日一言です。

二三子、何ぞ喪うことを患えんや。天下の道無きや久し。天将に夫子を以て木鐸を為さんとす。(八佾第三)

にさんし、なんぞさまようことうれえんや。てんかのみちなきやひさし。てんまさにふうしをもってぼくたくとなさんとす。(はちいつだいさん)

【訳】
「皆さんはどうして各地をさまよっていることを気になさることがあろうか。天下に道の行われないのは久しいので、天が先生を木鐸として、道を知らせようとしているのです」

※木鐸は振子が木の鈴となっており、役人が命令をふれまわすときに使う。

”志のある者の不遇にも理由がある”と論語コンプリートにあります。

放浪に費やした苦難の人生を歩んだとされる孔子様を物語るような文です。

天は敢て諸国を回らせて徳を広めさせたとういうことでしょうか。

一筋縄ではいかないのが人生ともいえます。

十五歳から学ぶことを志して信念で人生をいきたからこそ今の時代にも伝わり人を納得させるような不変的な言葉の数々が伝わっているのでしょうね。

今日も一日がんばります。