8月2日、今日の論語一日一言です。
文は猶質のごとく、質は猶文のごときなり。虎豹の鞹は猶犬洋の鞹のごとくなり。(顔淵第十二)
ぶんのなおしつのごとく、しつはなおぶんぼごとくなり。こひょうのかくはなおけんようのかくのごときなり。(がんえんだいじゅうに)
伊與田覺先生の解説です。
「本質と外形とは決して別のものではありません。たとえば、虎や豹の革が価値の高いのは毛があるからであります。もしその毛を取り除いたら、犬や羊の皮と同じだと言うようなものです」
昨日の続きの文です。
棘子成曰わく、君子は質のみ。何ぞ文を以て為さん。子貢曰わく、惜しいかな、夫子の君子説くや。駟も舌に及ばず。
文は猶質のごとく、質は猶文のごときなり。虎豹の鞹は猶犬洋の鞹のごとくなり。
いくら学んで中身を良くしても、いくら見た目の振舞いだけを良くしても、どっちか片方ではだめなんですね。
両方がバランスよいのが重要ということでしょうね。
仁の心が内だとすれば礼は外ののような。
義の心が内だとすれば勇は外のような。
そんな感じがします。
思いやりが表に出たものが正しい礼になり、正しいことを行う行動が勇。
どちらも重要ですね。
8月は前半からバタバタしていますが、今日も一日がんばります。