能く礼譲を以て国を為(おさ)めんか、何か有(あ)らん。能く礼譲を以て国を為めずんば、礼を如何せん。(里仁)|2月27日 公開日:2020年2月27日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 能く礼譲を以て国を為(おさ)めんか、何か有(あ)らん。能く礼譲を以て国を為めずんば、礼を如何せん。(里仁) 能以礼譲於為国乎、何有。不能以礼譲為国。如礼何。 「譲り合う心で国を治めることができたなら、何の困難があろうか! […] 続きを読む
利に放(よ)りて行なえば、怨多し。(里仁)|2月26日 公開日:2020年2月26日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 利に放(よ)りて行なえば、怨多し。(里仁) 放於利而行、多怨。 「利益の追求ばかり考えると、人の怨みをかうことが多い」 利益の追求が全面的にいけないとはいわない。なかんずく、資本主義社会では、利潤の追求を度外視して企業経 […] 続きを読む
君子は徳を懐(おも)い、小人は土を懐う。君子は刑を懐い、小人は恵を懐う。(里仁)|2月25日 更新日:2020年2月26日 公開日:2020年2月25日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は徳を懐(おも)い、小人は土を懐う。君子は刑を懐い、小人は恵を懐う。(里仁) 君子懐徳、小人懐土、君子懐刑、小人懐恵。 「為政者が仁徳に基づいた政治を心がければ、被統治者は土地に安住して農耕にいそしむ。また、為政者が […] 続きを読む
君子の天下に於けるや、適(てき)も無く、莫(ばく)も無し。義と与(とも)に比(したが)う。(里仁)|2月24日 更新日:2020年2月25日 公開日:2020年2月24日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子の天下に於けるや、適(てき)も無く、莫(ばく)も無し。義と与(とも)に比(したが)う。(里仁) 君子之於天下也、無適也、無莫也、義之與比。 「りっぱな人間は、天下の事物に対しては、どうしてもと固執することもなく、また […] 続きを読む
士、道に志して、悪衣悪食(あいくあくしょく)を恥ずる者は、未だ与(とも)に議(はか)るに足らざるなり。(里仁)|2月23日 更新日:2020年2月25日 公開日:2020年2月23日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 士、道に志して、悪衣悪食(あいくあくしょく)を恥ずる者は、未だ与(とも)に議(はか)るに足らざるなり。(里仁) 士志於道。而恥悪衣悪食者。未足与議也。 「いやしくも仁義道徳の修養に志す人で、見栄っぱりで粗衣粗食を恥ずかし […] 続きを読む
朝(あした)に道を聞けば、夕(ゆうべ)に死すとも可なり。(里仁)|2月22日 更新日:2020年2月25日 公開日:2020年2月22日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 朝(あした)に道を聞けば、夕(ゆうべ)に死すとも可なり。(里仁) 朝聞道、夕死可矣。 「もしも、朝、正しい道を開けたら、その日の夕方に死んだとしても、悔いはない」 ”道”とは、人としての正しい在り方であり、人間の規範でも […] 続きを読む
人の過つや各(おのおの)其の党に於いてす。過ちを観て斯(ここ)に仁を知る。(里仁)|2月21日 公開日:2020年2月21日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 人の過つや各(おのおの)其の党に於いてす。過ちを観て斯(ここ)に仁を知る。(里仁) 人之過也、各於其黨、觀過斯知仁矣。 「人間というものは、それぞれの性格に応じて過ちを犯すものである。だから、人の過失をよく観察すれば、そ […] 続きを読む
造次(ぞうじ)必ず是(ここ)に於いてし、顛沛(てんぱい)にも必是に於いてす。(里仁)|2月20日 更新日:2020年2月21日 公開日:2020年2月20日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 造次(ぞうじ)必ず是(ここ)に於いてし、顛沛(てんぱい)にも必是に於いてす。(里仁) (君子無終食之間違仁、)造次必於是、顛沛必於是。 「(君子は食事をとるほどの短い時間でも、仁に違うことはない)とっさのばあいでも、ある […] 続きを読む
君子、仁を去りて、悪くにか名を成さん(里仁)|2月19日 公開日:2020年2月19日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子、仁を去りて、悪くにか名を成さん(里仁) 君子去仁、悪乎成名 「君子は、仁徳を捨てて、いったいどこで名誉を手にすることができようか」 権力、富貴、学問、芸術などで名をあげるこはできる。だが、本当の立派な人は、仁徳を備 […] 続きを読む
荀(まこと)に仁を志せば、悪しきこと無し。(里仁)|2月18日 公開日:2020年2月18日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 荀(まこと)に仁を志せば、悪しきこと無し。(里仁) 荀志於仁矣、無悪也。 「本当に仁を目指しているなら、その心に悪の芽生えることはありえないものだ」 簡単な表現ではあるが、学者によって、訓み方も解釈もいろいろとある。 ” […] 続きを読む