法語の言、能く従うこと無からんや。これを改むるを貴しと為す。(子罕)|6月8日 公開日:2020年6月8日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 法語の言、能く従うこと無からんや。これを改むるを貴しと為す。(子罕) 法語之言、能無従乎。改之爲貴。(巽與之言、能無説乎。繹之爲貴。) 「筋道の通った正しい言葉には、従わずにはおれない。だが、ただ従うだけでなく、自分の行 […] 続きを読む
後生畏るべし。焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。四十五十にして聞(きこ)ゆる無きは、(子罕)|6月7日 公開日:2020年6月7日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 後生畏るべし。焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。四十五十にして聞(きこ)ゆる無きは、(子罕) 後生可畏也。焉知来者之不如今也四十五十而無聞焉、(斯亦不足畏也已。) 「青年は恐るべきだ。これからの人間が今の人間より劣って […] 続きを読む
苗にして秀でざる者あるかな。秀でて実らざる者あるかな。(子罕)|6月6日 公開日:2020年6月6日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 苗にして秀でざる者あるかな。秀でて実らざる者あるかな。(子罕) 苗而不秀者有矣夫。秀而不實者有矣夫。 「苗のままで穂を出さないものもあるね。そうかと思えば、穂を出したままで実らないものもあるね」同じ植物でも、芽をふいても […] 続きを読む
これを語(つ)げ惰らざる者は、其れ回か。(子罕)|6月5日 公開日:2020年6月5日 日々是好日(にちにちこれこうにち) これを語(つ)げ惰らざる者は、其れ回か。(子罕) 語之而不惰者、其回他與。 「こちらが話をしてやって、その話を固く信じて実行を怠らない人間といえば、まあ回(顔淵)ぐらいだろうか」顔淵をほめた言葉である。以下最愛の門弟を追 […] 続きを読む
譬(たとえ)えば山を為(つく)るが如し。未だ一簣(いっき)を成さずして、止むはわが止むなり。(子罕)|6月4日 公開日:2020年6月4日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 譬(たとえ)えば山を為(つく)るが如し。未だ一簣(いっき)を成さずして、止むはわが止むなり。(子罕) 譬如爲山。未成一簣、止吾止也。(譬如平地、雖覆一簣、進吾往也。) 「たとえば、土を盛り上げて山を造るようなものである。 […] 続きを読む
吾未だ徳を好むこと色を好むが如くなる者を見ざるなり。(子罕)|6月3日 公開日:2020年6月3日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 吾未だ徳を好むこと色を好むが如くなる者を見ざるなり。(子罕) 吾未見好徳如好色者也。 「わたしは、美人を愛するほどに道徳を愛する人には、まだお目にかかったことがない」たいへん正直な告白である。筆者の個人的感想ではあるが、 […] 続きを読む
子、川上に在りて曰く、逝く者は斯(か)くの如きか。昼夜を舎(お)かず。(子罕)|6月2日 公開日:2020年6月2日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 子、川上に在りて曰く、逝く者は斯(か)くの如きか。昼夜を舎(お)かず。(子罕) 子在川上曰、逝者如斯夫。不舎晝夜。 「孔子は、川のほとりに立ってこうおっしゃられた。過ぎ去って行くものはみな、この川の流れのようなものであろ […] 続きを読む
出でては則ち公卿(こうけい)に事(つか)え、入れては則ち父兄に事う。喪の事は敢て勉(つと)めずんばあらず。(子罕)|6月1日 公開日:2020年6月1日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 出でては則ち公卿(こうけい)に事(つか)え、入れては則ち父兄に事う。喪の事は敢て勉(つと)めずんばあらず。(子罕) 出則事公卿、入則事父兄、喪事不敢不勉、(不爲酒困、何有於我哉。) 「社会に出ては先輩や上司に仕え、家庭内 […] 続きを読む