能く近く譬(たとえ)を取るを、仁の方と謂う可きのみ。(雍也)|4月20日 公開日:2020年4月20日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 能く近く譬(たとえ)を取るを、仁の方と謂う可きのみ。(雍也) 能近取譬、可謂仁之方也已。 「身近なところとひきくらべることができる、そういう思いやりの気持ちこそ、仁の道だといえよう」この章は、前章のつづきで、結論となって […] 続きを読む
夫れ仁者は、己の立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達す。(雍也)|4月19日 公開日:2020年4月19日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 夫れ仁者は、己の立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達す。(雍也) 夫仁者、己欲立而立人、己欲立而達人。 「そもそも仁徳を備えた人は、自分がある地位に立ちたいと思えば、まず人をその地位に立ててやり、自分が到達した […] 続きを読む
君子の博く文を学び、これを約するに礼を以てせば、亦以て畔かざる可きかな。(雍也)|4月18日 公開日:2020年4月18日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子の博く文を学び、これを約するに礼を以てせば、亦以て畔かざる可きかな。(雍也) 君子博学於文、約之以礼、亦可以弗畔矣夫。 「君子は、幅広く勉強し、それを実践してしめくくるようにすれば、道にそむかないことになるだろうね」 […] 続きを読む
中庸の徳たるや、其れ至れるかな。民鮮(すくな)きこと久し。|4月17日 公開日:2020年4月17日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 中庸の徳たるや、其れ至れるかな。民鮮(すくな)きこと久し。 中庸之為徳也、其至矣乎。民鮮久矣。 「中庸の徳は、誠に素晴らしいよ。だが、、この素晴らしい美徳も、人民の間では、長いことすたれてしまっている」”中庸”とは、わか […] 続きを読む
何為(す)れぞ其れ然(しか)らん。君子は逝(ゆ)かしむ可(べ)し。陥(おとしい)れる可からず。欺(あざむ)く可(べ)し、罔(し)う可からず。(雍也)|4月16日 公開日:2020年4月16日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 何為(す)れぞ其れ然(しか)らん。君子は逝(ゆ)かしむ可(べ)し。陥(おとしい)れる可からず。欺(あざむ)く可(べ)し、罔(し)う可からず。(雍也) 何爲其然也。君子可逝也。不可陥也。可欺也。不可罔也。 「どうしてそんな […] 続きを読む
知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動き、仁者は静かなり。(雍也)|4月15日 公開日:2020年4月15日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動き、仁者は静かなり。(雍也) 知者楽水、仁者楽山。知者動、仁者静。(知者楽、仁者壽。) 「智の人は流動的で水を楽しみ、仁の人はゆったりしていて山を楽しむ。智の人は活動的で、仁の […] 続きを読む
仁を問う。曰(のたまわ)く、仁者難きを先にして獲(う)るを後(のち)にす。仁と謂う可(べ)し。(雍也)|4月14日 公開日:2020年4月14日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 仁を問う。曰(のたまわ)く、仁者難きを先にして獲(う)るを後(のち)にす。仁と謂う可(べ)し。(雍也) 問仁。曰、仁者先難而後獲。可謂仁矣。 「仁について尋ねた。すると、孔子はこうおっしゃった。”困難なことを先にして、利 […] 続きを読む
中人(ちゅうじん)以上には、以て上を語る可し。中人以下には、以て上を語る可からず。|4月13日 公開日:2020年4月13日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 中人(ちゅうじん)以上には、以て上を語る可し。中人以下には、以て上を語る可からず。 中人以上、可以語上也。中人以下、不可以語上也。 「中級以上の人には、上級の高度なことを話てもよいが、中級以下の人間には、上級の高度なこと […] 続きを読む
これを知る者は、これを好む者に如かず。これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。(雍也)|4月12日 公開日:2020年4月13日 日々是好日(にちにちこれこうにち) これを知る者は、これを好む者に如かず。これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。(雍也) 知之者、不如好之者。好之者、不如楽之者。 「それを知っているというだけでは、それを好むのに及ばない。それを好むというだけでは、それを […] 続きを読む
人の生けるや直し。これを罔(な)くして生けるは、幸いにして免るるなり。(雍也)|4月11日 公開日:2020年4月11日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 人の生けるや直し。これを罔(な)くして生けるは、幸いにして免るるなり。(雍也) 人之生也直。罔之生也、幸而免。 「人がこの世に生きているのは、性格がまっすぐだからである。もし、曲がっているのに生きているとすれば、偶然で助 […] 続きを読む