焉んぞ佞を用いん|3月15日のことです。

或ひと曰わく、雍や、仁して佞ならず。子曰わく、焉んぞ佞を用いん。人に禦るに口給を以てすれば、屡屡人に憎まる。其の仁を知らず、焉んぞ佞をを用いん。(公治長第五)

あるひといわく、ようや、じんにしてねいならず。しのたまわく、いずくんぞねいをもちいん。ひとにあたるにこうきゅうをもってすれば、しばしばひとににくまれる。そのじんをしらず、いずくんぞねいをもちいん(こうやちょうだいご)

【訳】
ある人が「雍は仁者だが、口下手で人を説き伏せる能力がありませんねえ」と言った。
先師が言われた。
「どうして口達者であることが必要であるか。人と話合うのに、そのときは人を言いくるめることができても、かえって人に憎まれることが多い。雍が仁者であるかどうかは知らないが、仁者はどうして口達者である必要があろうか」

3月15日、論語一日一言、今日の言葉です。

”口がうまい人よりも中身がよい人をめざせ”と論語コンプリートにあります。

口で人を説き伏せても人はどうにも動きませんね。

学んでいくと人より話すのが上手になっていきます。

それは知識が一つ二つ増えていきますから。

しかし口がどんなにうまくなっても人は動いてくれないものですね。

やはり実践、行動が一番大切ですね。

今日も一日がんばります。