民をこれを由らしむ可し。これを知らしむ可からず。(泰伯)|5月15日

民をこれを由らしむ可し。これを知らしむ可からず。(泰伯)

民可使由之。不可使知之。

「人民は、従わせることはできる。だが、その理由まで知らせることは必要でない」
人民を治めるにさいして、法律に則って、政府の方針に従わせることはできる。しかし、なぜ服従せねばならないかとその理由まで知らせることはできない。また、そういう必要もない、という戒めである。
批判の多いくだりである。これは一種の愚民政策が、とよく非難される。だが、西欧的な民主主義の経験のなかった中国では、特に二千数百年も昔の中国では、無理もないのだろう。

5月15日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。

おはよございます。

実に興味深いところです。

書き方、捉え方でえらい違いですね。

加治先生は

”人々に政策の意義・目的を理解させることは難しい”となってます。

伊與田先生は

”民は徳によって信頼させることはできるが、すべての真実を知らせることは難しい”となってます。

あまりひっかかることはなかった言葉ですが今回は結構強烈ですね。

しかし、今の中国も同じようにも感じます。

国民性というところでしょうか。

伝わるようにしたいものです。

今日も一日がんばります。