奚ぞ其れ政を為すことを為さん|2月8日のことです。

2月8日、今日の論語一日一言です。

子奚ぞ政を為さざる。子曰わく、書に云う、考なるかな惟れ考、兄弟に友に、有政に施すと。是れ亦政を為すなり。奚ぞ其れ政を為すことを為さん。(為政第二)

しなんぞまつりごとをなさざる。しのたまわく、しょにいう、こうなるかなこれこう、けいていにゆうに、ゆうせいにほどこすと、これまたまつりごとをなすなり。なんぞそれまつりごとをなすことをなさん。(いせいだいに)

【訳】
「先生はどうして直接政治に携わらないのですか」
先師が答えられた。
「書経に「親に孝行を尽し、兄弟は仲良くすれば、それが自ら政治を為すことである」とある。是から見て、家庭生活をよくするのもまた政治だ。どうして強いて政治に携わる必要があろうか」

”自分を修め、家を幸せにしていくことも大事な政治である”と論語コンプリートにあります。

どんなに良い人で立派でも普段の行いや家庭に問題がある状態ではいけないということですね。

まずは自分自身がちゃんとなって、家庭を良くすることが先なんですね。

自分、家庭、仕事これが良い状態になれば自然と政治もよくなるということかもしれません。

そういう意味では、働き方も改めて考えなければいけないと感じます。

今日も一日がんばります。