吾は之を知らず|6月2日のことです。

吾は之を知らず

子曰わく(しのたまわく)、狂にして直ならず(きょうにしてちょくならず)、侗にして愿ならず(どうにしてげんならず)、悾悾にして信ならずんば(こうこうにしてしんならずんば)、吾は之を知らず(われはこれをしらず)。(泰伯第八)

【訳】
先師が言われた。
「志が甚だ大きいくせに真っ直ぐではなく、無知であるのに生真面目ではなく、馬鹿正直であるのに誠実さがないとすれば、私はどうしようもない」

6月2日の論語一日一話です。

理想ばっかり大きこというくせに正直でなくて、勉強してないくせに知ったかぶりで、無能無知なくせに嘘ばかりつくような人間はどうしようもない。

論語コンプリートには逆の意味で正直、誠実な人は救われるとありました。

人の話を聞けないのはそこに自分がいないということが一番なんでしょうね。

しかし、そこにはさまざまな理由がありますね。

話が面白くない。自分のこととして捉えられない。

直前まで違うことをしている。

常に学ばなければいけません。

死ぬほどやっても残るのは10%ぐらいです。

時間の経過とともに忘れます。

それよりも何よりも正直、誠実が大事。

今日も一日がんばります。