其の以(な)す所を視(み)、其の由(よ)る所を観(み)、其の安んずる所を察(かく)すれば、人焉んぞ廋さんや。(為政)|1月22日

其の以(な)す所を視(み)、其の由(よ)る所を観(み)、其の安んずる所を察(かく)すれば、人焉んぞ廋さんや。(為政)

視其所以。觀其所由。察其所安。人焉廋哉。(人焉廋哉。)

「その人間のじっさいの行動を観察し、その行動の由(よ)って起こった原因動機をみる、さらにその行動にどの程度満足しているかをしらべる。そうすれば、どんな人間でもかくしきれるものではないよ!」
これは孔子の説く、人を観察する三段階の方法である。
”以”は”為”に通じ、ここでは”以(な)す”と訓読している。”以てする所”と訓ずる人もいるが、採用しなかった。視よりは観、観よりは察のほうが観察の程度が高くなる。

1月22日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。

人を観察する。

人とのコミュニケーションは観察するということも大事な要素ですね。

話す言葉と行動がともなっているか。

大事なことです。

今日も一日がんばります。