何をか四悪と謂う|12月29日のことです。

12月29日、今日の論語一日一言です。

令を慢くして期を致す、之を賊と謂う。之を猶しく人に與うるに、出内の吝なる。之を有司と謂う。(堯曰第二十)

れいをゆるくしてきをいたす、これをぞくという。これをひとしくひとにあたうるに、すいとうのやぶさかなる、これをゆうしという。(ぎょうえつだいにじゅう)

【訳】
「命令をゆるくして実行期限だけ厳しくするのを賊(そこなう)という。どうせ出すものは出さなければならないのに、けちけち出し渋るのを有司(小役人根性)という」

”政治にたずさわる者の心得”と論語コンプリートにあります。

1、民を教えないで、罪を犯して殺すにを虐

2、注意もしないでよい結果を求める暴

3、命令をゆるくして実行期限だけ厳しくする賊

4、出すものを出し渋る有司

この四悪は政治たずさわる人はもちろんですが、経営者にとってもとても大切です。

今日の命令をいい加減しておきながら期限に間に合わない罰するというのは自分にもいえることですし、言われることでもあります。

たいていミスする時はこのようなことが多いようにも感じます。

当社でいうと12月はこういうことが増えます。

気を付けなければいけません。

また、出し惜しみということもあります。

出すべきときに気持ちよく出すというのは大切なことです。

けちけちするのはよくありませんね。

今日も一日がんばります。