予は一以て之を貫く|10月10日のことです。

10月10日、今日の論語一日一言です。

子曰わく、賜や、女は予を以て多くを学びて之を識る者と為すか。対えて曰わく、然り、非なるか。曰わく、非なり。予は一以て之を貫く。(衛霊公第十五)

しのたまわく、しや、なんじはわれをもっておおくまなびてこれをしるものとなすか。こたえていわく、しかり、ひなるか。のたまわく、ひなり。われはいちもってこれをつらぬく。(えうれいこうだいじゅうご)

【訳】
先師が「賜(子貢の名)よ、お前は私が多く学んで何でも知っているので、すぐれていると思うか」と言われた。
子貢が「むろんそう思いますが、間違っておりますか」と答えた。
先師が言われた。
「それは間違っている。私はただ一つのことで貫いているのだよ。

”本質を貫く”と論語コンプリートにあります。

本質を貫くとはどういうことでしょうか。

「仁」のことなのでしょうね。

とにかく徳をみがき、人格を高めることの本質、「仁」を貫くことをしていったのでしょうね。

人間は修養しなければならないのですね。

仁とは思いやりの心。
義とは私欲に惑わされない正義や正しい道。
礼は仁の実践。
智は人が修めるべき教養、知識を学ぶこと。
信は信頼や信用など、誠実であること。

人の人に対する思いやりの心が大切だということです。

今日も一日がんばります。