然(し)らず。罪を天に獲(う)れば、禱る所無きなり。(八佾)|2月8日

然(し)らず。罪を天に獲(う)れば、禱る所無きなり。(八佾)

不然、獲罪於天、無所祷也。

「そうではない。こびへつらってご機嫌をとり結ぶなどということをすれば、天罰をうけるであろう。そうなれば、祈ったところでムダである」
衛の国の大夫王孫賈が”部屋の神にこびるより、かまどの神にこびたほうがよい”(君主にこびるより権臣にこびよ)とはどういうことか?と質問したのに対して、孔子が反論したことばである。
王孫賈は当時の衛の実権者。暗に、孔子に自分に媚びよと誘ったのを峻拒(しゅんきょ)したわけである。

2月8日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。

おはようございます。

自分に媚びよという人も世の中にはたくさんいるのでしょうね。

自分の言うことをきかない人が嫌なんでしょう。

君主は遠い存在だから近い役人に媚びる。

実務の人に媚びても最後はトップにひっくり返されるということもよくあることですね。

今日も一日がんばります。