己の欲せざる所は人に施すこと勿れ|7月20日のことです。

7月20日、今日の論語一日一言です。

己の欲せざる所は人に施すこと勿れ。邦に在りても怨無く、家に在りても怨無し。(顔淵第十二)

おのれのほっせざるところはひとにほどこすことなかれ、くににありてもうらみなく、いえにありてもうらみなし。(がんえんだいじゅうに)

伊與田覺先生の解説です。

「自分が嫌だと思うことは、人に無理強いをしない。そうすれば、国においても怨まれることがなく、家においても怨まれることがない」

昨日の一節の続きですね。”仁とは思いやりのことでもある”と論語コンプリートにあります。

自分が他人にしてほしくないことは、人にもしない。

そうなんです。自分がしてほしくないと思うことは当然ながら他人もしてほしくないものです。

常にいやな自分がいるなと気が付かなければなりませんね。

私の場合も、他人についてとやかく言うことに乗っかるときもありますし、自分で言っていることもあります。

昨日の実践論語勉強会では

子曰わく、郷原は徳の賊なり(しのたまわく、きょうげんはとくのぞくなり)

八歩美人は徳をそこなうと教えられました。

グッと自分の胸の内にしまうことも大切なときもあります。

八歩美人になって他人のことをとやかく言うことに参加することは徳を失うのかなと思いました。

今日も一日がんばります。