夷狄に之くと雖も|9月1日のことです。

夷狄に之くと雖も

樊遅、仁を問う。子曰わく、居る処恭、事を執りて敬、人と與りて忠なるは、夷狄に之くと雖も棄つべからざるなり。(子路第十三)

はんち、じんをとう。しのたまわく、おるところきょう、ことをとりてけい、ひととまじわりてちゅうなるは、いてきにゆくといえどもすつべじゃらざるなり。(しろだいじゅうさん)

【訳】
樊遅が仁について尋ねた。
先師が言われた。
「家に居るとき、だらけた風にしない。仕事をするときには、気を引き締めて人を敬(うやま)う。人とは真心を持って交わる。それが仁の行ないである。たとえ未開の地へいってもおろそかにしてはいけない」

9月1日、今日の論語一日一言です。

”恭、敬、忠”をどんな場所にいっても忘れてはいけないということです。

どんな土地にいっても人間の基本は変わらない。

自分自身に仁の心を揺るがないようにしっかりと学ぶ必要があります。

すぐに心は人のせいにしたがりますし、なまけようとします。

自分自身の責任は自分で始末しなければなりません。

口と体の一致が必要ですね。

今日も一日がんばります。