四海の内、皆兄弟なり|7月26日のことです。

7月26日、今日の論語一日一言です。

子夏曰わく、商之を聞く、死生命有り、富貴天に在り。君子は敬みて失うこと無く、人と與るに恭しくして礼有らば、四海の内、皆兄弟なり。(顔淵第十二)

しかいわく、しょうこれをきく、しせいめいあり、ふうきてんにあり、くんしつつしみてうしなうことなく、ひととまじわるにうやうやしくれいあらば、しかいのうち、みなきょうだいなり。(がんえんだいじゅうに)

伊與田覺先生の解説です。

子夏が言った。
「私は『死生や富貴はすべて天命だ』と聞いている。君子は身をつつしんで、人の道に違うことなく、人と交わるのにうやうやしくして礼にかなうようにすれば、世界中は皆兄弟である」

昨日の続きですね。

死や生きることは天命です。これはどうすることもできない事です。富や地位なども天からの預かりものだと論語コンプリートにあります。

死も生も自分で決めたことではありませんし、お金持ちになることも偉い地位につくときも多少の努力もありませが、時代や時期もあります。

自分をいつも返り見て、人との付き合いを丁寧に行ない、感謝の気持ちを忘れなければOKだということでしょうね。

子曰わく、黙してこれを識し、学びて厭わず、人に誨えて倦まず、何か我れに有らんや。(述而第七ー二)

人のいうことを黙って聞いて物事を知る。勉強に飽きることがない。人に教えて嫌になることもない。それぐらいが私の取り柄である。

生涯学習が大切なのですね。

今日も一日がんばります。